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緊急避妊薬が薬局で購入可能に

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性行為後72時間以内に摂取したら高確率で妊娠が防げる緊急避妊薬(アフターピル)」
現在は医師の処方が必要なため、この緊急避妊薬を手に入れるためには病院での診断が不可欠でした。

でしたが、先日薬局で購入できるようにすることを政府が検討しているとのニュースが入ってきました。
結構話題になっていたのでご存知の方も多いのではないでしょうか?

実はこの緊急避妊薬、日本を除く多くの先進諸国では普通に薬局で販売しているらしいのです。
ジェネリック薬品(後発医薬品)も出ていて、米国ではわずか10ドル(訳1,000円)で購入できるんだとか。

皆さんはこのニュースどう思われますか?

ネットでも賛成派・反対派など様々な意見が飛び交っているように見受けられました。

反対派の声には、「命が軽視されてしまう可能性がある」「一度使ってしまうと、じゃあ次も薬を飲めばいいやという安易な考えに至る」との声が挙がっています。

私はと言うと………大賛成です 💡 



なぜなら、一番大きな理由としては「予期せぬ妊娠」を防ぐことができるためです。

「それなら最初から避妊しろ!」「コンドームをつけない奴らが悪い」様々な意見があるでしょう。
もちろん最初から妊娠の可能性を防げるのが一番だと思います。

しかし、例えば性的合意のないレイプや避妊の失敗による望まない妊娠は増えています。

日本では約82%の人がコンドームによる避妊をしていますが、その2割はコンドームが破れていたなどの理由で避妊に失敗しています。また、日本の性教育ではコンドームの存在について軽く紹介される程度で、コンドームの具体的な付け方や使い方などは教えてもらえません。

それに緊急避妊薬が手軽に購入できるようになることで「避妊への意識が低下してしまうんじゃないか」「責任感なく性行為をしてしまうのではないか」という意見がありますが、個人的にはそれはあまり無いのではないかと思います。

なぜなら緊急避妊薬はあくまで「完全に妊娠を防げる薬」ではないからです。
24時間以内に飲むことで9割程度妊娠を防ぐことはできますが100%ではありませんし、
行為後に時間が経過すればするほどその効果は薄れていきます。

また、緊急避妊薬には副作用があり、吐き気、嘔吐、頭痛、乳房の張り、不正子宮出血、倦怠感、傾眠、下腹部等の胃腸障害など数多くの症状が現れます。
特に吐き気や嘔吐はよく見られて、実際に服用したことがある人の経験談によると
数日間身体が鉛のように重く、日常に支障をきたすほどの体調不良であったとか。

避妊薬を飲んだからといって、確実に妊娠しないわけではありません。

次の生理がくるまで、不安な毎日を送らなければいけないのです。

女性にとって良いことは何もありません。

ただ「望まない妊娠のリスクを減らすことが可能になる」ただそれだけだと思います。

女性が自分の身体の決定権を持つ、という意味でも手に届く範囲で緊急避妊薬が購入できるようになることはとても大きな意義を持つでしょう。

いまの社会から望まない妊娠によって苦しむ女性や男性、子どもたちが減ったらいいな、筆者はそう思います。

 

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